親の家「片付け」にそんなに時間がかかるの?

義実家が空き家になったのは2000年春。

それ以来、家の片付けと管理のため、
今も定期的に通っています。

…どうしてそんなに時間がかかるのか

と思われる方も多いかと思います。


わが家の場合ですが
一番の理由は、物量が多かった。

家一軒が丸ごと倉庫状態だった、と言って良い状態。

亡くなった後の諸々の手続きに必要な書類や
印鑑などを探すだけでも一苦労、という状態でした。

通帳と印鑑が「合わない」ということも。

数年前に記帳が途切れたモノが何冊も。
この確認にもかなり手間取りました。

荷物は義父のモノだけではなかった。

家族の思い出の品
夫の仕事の必要な物
趣味のモノ
義母の遺品…

これらの品が生活用品、
贈答品等と入り混じった状態で
家じゅうに点在していました。

急病で搬送されたので冷蔵庫の中には生ものが

義父は自炊はしていないようでしたので
食材はほとんどなかったのですが
酒肴、いただき物などの生ものがそれなりの量、冷蔵庫にはありました。

ちなみに冷蔵庫は大型が2台、小型が1台ありました。
台所以外の場所にも3台ほど…(-.-)


最初に「家一軒が丸ごと倉庫」と書きましたが、
どういう状況か想像できるでしょうか。

廊下にもモノが置かれ、
人ひとりがやっと通れるほどの隙間がある程度。

居間の箪笥の上にもモノが置いてあり
天井までモノが積みあがっている状態。

居間には人ひとりがくつろげるスペースがあるかな~、という感じ。
…とてもくつろげるとは思えなかったけれど(;_:)

寝室に決めていたらしい部屋には
ベッドが置いてあり、寝るスペースは確保されていました。

そこそこの敷地面積の庭付き一戸建。
庭木の手入れ、雑草の処理は日々行う必要があります。

鳥獣対策…というにはちょっと大げさですが
野鳥が集まってきたり
野良猫の侵入、糞や繁殖などの問題がありました。

家の中を片づけて
ハイ!おしまい!
庭は年に数回手入れして…

程度では足りなかったのです。

人の住まなくなった家の傷み具合には驚きました。
定期的に風を通すことは必要です。

家一軒を維持管理することは
時間も費用も体力も必要です。


問い合わせはいくつかいただいたのですが、
老朽化も激しく、賃貸に出せるような状況ではありませんでした。





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