【3.11から15年。結婚記念日を前に思うこと】震災の日に気づいた「本当に大切な備え」


3.11から14年。結婚記念日を前に思うこと

今日は3月11日。
そして明日14日は、私たちの結婚記念日です。

2011年以降、しばらくの間は
お祝いする気持ちにもなれませんでした。

あの日を境に、
「当たり前のことは何一つない」
という思いが、強くなったからです。

朝、目が覚める保証もない。
玄関を出ていった人が、
必ず帰ってくる保証もどこにもない。

震災は、暮らし方や生き方の感覚を
大きく変えました。



震災の翌日、スーパーの棚は空だった

もともと私は
買い置きをするタイプではありませんでした。

けれど震災の翌日の朝、
スーパーの棚はほとんど空。

必要だった電池も
買い足すことができませんでした。

そのとき初めて
「備蓄は必要だ」と実感しました。


3月15日、静岡県東部地震

3月15日には
静岡県東部地震が起きました。

富士宮市では最大震度6。

ニュースで知り、
義実家が倒壊しているのではないかと
とても心配になりました。

翌朝、
義実家の隣に住む方から

「おうちは無事ですよ」

と連絡をいただき、
ようやくほっとしました。

ほぼ毎週通っていたとはいえ、
当時は空き家状態。

もしもの時のために
連絡先を交換しておいて
本当に良かったと思いました。



神奈川のマンションで体験した大きな揺れ

当時、私は神奈川県のマンションに住んでいました。

洗濯物を取り込み、
テレビのドラマの再放送を見ながら
アイロンをかけていた時でした。

突然の大きな揺れ。

なかなか揺れが収まらず、
とりあえず火の始末をして
玄関で様子を見ていました。

揺れが収まり、
ドアを開けると——

ほぼ同時に、
他の部屋からも人が出てきました。

「大丈夫でしたか?」

普段はほとんど交流のない
ご近所の方たちと
無事を喜び合いました。

そのときほど
「ご近所とのつながりも大切だ」と
感じたことはありません。


災害から身を守る「おうちの環境」

私は長年、
片づけの仕事に関わってきました。

今は
健康寿命をのばし、
QOL(生活の質)を高めるための
環境整備に力を入れています。

その視点から、
ぜひ整えておいてほしいことが
2つあります。

①物が落ちてこない収納

大きな揺れがあっても
物が落ちてこない収納。

これだけでも
ケガのリスクは大きく減ります。

②避難経路を妨げない動線

廊下や玄関など
逃げるための通路に
物を置かないこと。

いざという時、
逃げ道が塞がれてしまうのが
一番危険です。


備えておきたい食料と水

そしてもう一つ大切なのが
備蓄です。

特におすすめなのは

火を使わなくても食べられる食品。

地震がなくても

  • 停電

  • 悪天候

  • 体調不良

などで外出できない時にも
役立ちます。

そして忘れてはいけないのが
飲料水。

ペットがいるご家庭は

  • キャリーケース

  • ペットフード

  • ペット用の水

も準備しておくと安心です。


何も起きないのが一番。でも備えは大切

何事も起きないのが
もちろん一番です。

けれど

「もしも」は
いつ来るかわかりません。

だからこそ
暮らしの中でできる備えを
少しずつ整えておきたいですね。


防災ポーチの作り方(3月31日まで公開)



もしもの時に役立つ
防災ポーチの作り方をまとめています。

こちらは
3月31日までの期間限定公開です。


https://www.reservestock.jp/subscribe/200514

丙午の年に、祖母の名前を知る

 今年は丙午(ひのえうま)の年。

「燃え盛る火の年」「隠れていたものが明るみに出る年」と書かれた記事を読みました。

どれだけ取り繕っても、本質は表に出る。
少し怖いけれど、どこかで納得している自分もいました。

なぜなら、私にも“明るみに出たこと”があったからです。


祖母の名前を、初めて尋ねた日

母方の祖母は、40代で亡くなっています。
私にとって祖母は、仏壇の中の写真の人でした。

優しそうな微笑み。
けれど、名前をきちんと聞いたことはありませんでした。

ある日、ふと母に尋ねました。

「おばあちゃんの名前って、何ていうの?」

そこから、ぽつりぽつりと、話が始まりました。


私が勤めていた病院

祖母が亡くなったのは、ある病院。
そして――

その病院は、私が看護師として長く勤めていた場所でした。

背筋が少し伸びる感覚がありました。

知らずに選んだ就職先。
けれど、もしかすると、何かの縁だったのかもしれない。

偶然と言えば偶然。
でも、ただの偶然で片づけられない感覚が、胸の奥に残りました。


「あなたは、おばあちゃんによく似ている」

母は言いました。

「あなたは、おばあちゃんに本当によく似ているのよ」

顔立ちだけでなく、雰囲気や気質も。

隔世遺伝かもしれないね、と笑いながら。

私は祖母を知りません。
けれど、私の中に祖母が流れているのだとしたら。

看護師という道を選んだこと。
人の最期や、その家族の気持ちに深く関わってきたこと。

もしかすると、祖母の人生の続きを、
どこかで私が生きているのかもしれない。


明るみに出るということ

「丙午は、本性が表に出る年」

怖い言葉のようでいて、
私は少し違う意味で受け取りました。

隠していた“悪いもの”だけでなく、
忘れていた“大切なもの”も、表に出るのではないか。

祖母の名前を知ったこと。
祖母が亡くなった病院で働いていたと知ったこと。
似ていると言われたこと。

それは、私のルーツが
静かに輪郭を持ちはじめた出来事でした。


火は、照らすものでもある

燃え盛る火は、確かに強い。
けれど、火は同時に「照らす」ものでもあります。

私の知らなかった家族の物語を照らし、
自分の中にある何かを、浮かび上がらせる。

今年は、そんな年なのかもしれません。

祖母の名前を、心の中でそっと呼んでみる。

私の中に流れているものを、
もう少し大切にしてみようと思います。

庭のローズマリーと、憧れが日常になった話

 

庭のローズマリーと、憧れが日常になった話


昨年の暮れ、ローズマリーの枝を少し剪定しました。


一部はドライにし、
たくさんあった分は水に活けていたのですが、
これが驚くほど元気で、今もなお青々としています。

時間が経っても色が褪せず、ふとした拍子に立ち上る香り。
それだけで、日常の空気が少しやわらぐ気がします。





ローズマリーを、暮らしの中で使う

ドライにしたローズマリーは、
お風呂に入れて楽しみました。

湯気と一緒に広がる香りに、思わずゆっくり深呼吸。

特別な入浴剤を使わなくても、
十分に満たされる時間です。


さらに今回は、
生葉を使ってクッキー作りにも挑戦しました。




アイスボックスクッキーにしたので
いつでも焼き立てが食べられます(#^^#)





クッキーを焼くのは、何十年ぶりでしょうか。

久しぶりの作業に少し緊張しつつも、
焼き上がりは上々。

ローズマリーの香りがほんのり効いた、
素朴で美味しいクッキーになりました。

庭から摘んできたハーブを使って、
日々の生活を楽しむ。

実はこれは、私が長年憧れてきた暮らしのかたちです。


ハーブとの最初の出会い

ハーブという存在を初めて知ったのは、子どもの頃。
少女漫画雑誌『なかよし』で連載されていた、
ポプリを紹介する漫画がきっかけでした。

香りのある暮らし、草花を生活に取り入れる世界。
ページをめくるたびに、どこか遠い国の話のように感じていました。

当時、地方都市にはハーブ専門店はほとんどなく、
「生活の木」に行ってみたい、
というのが私の密かな夢でした。

高校生の頃、友人からもらったレモングラスのオイル。
それが、私にとっての本格的な“ハーブとの出会い”だったと思います。

憧れは、いつの間にか日常になる


もう少し年齢を重ねてからは
庭にハーブを栽培したこともありますが、
雑草とみなされ、全部抜かれてしまったのは苦い思い出^^;

それから何十年。
気づけば庭にハーブがあり、
特別な気負いもなく暮らしの中で使っています。

何かを頑張って手に入れたというより、
「少しずつ近づいていたら、いつの間にかここにいた」
そんな感覚に近いかもしれません。

忙しい日々の中でも、
香りを楽しむ、手を動かす、季節を感じる。

そうした小さな積み重ねが、
暮らしを静かに整えてくれるのだと感じています。

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