予防接種のCMなどもありますが、肺炎は身近に起こりうる病気です。
中でも「誤嚥性肺炎」は高齢者の肺炎の70%以上だとも言われています。
●誤嚥性肺炎とは?
誤嚥とは、食べ物や飲み物が誤って気管や気管支内に入ってしまう事。
細菌が唾液や胃液とともに肺に流れ込んでおこる肺炎。
高齢者の肺炎で、この「誤嚥性肺」というのはものすごく多いのです。
水や食べ物でむせることあるでしょ?
あれの進行形…と思ってもらえればわかりやすいかな。
咳き込んだりしますよね。
あれは「誤嚥」を防ぐ体の反応です。
高齢になるとそういう反応が鈍くなってくる場合があります。
咳や発熱など、肺炎の症状が現れにくいことも多いです。
いつものどのあたりが「ゴロゴロ」なっていたり
元気がなかったり、食事に時間がかかるようになった…
痰が汚い…
など、いつもと違う気になる場合は医師に相談してみましょう。
おう吐した時も、要注意です。
●予防、対応は?
・食事の時の体位に気を付けることが一番です。
きちんとした「座位」を保てる等に背もたれなどをうまく使ってください。
・ベッドの場合も、上半身を起こすと同時に
足元も少し上げて体がずり下がってこないような工夫をしましょう。
・液体のものよりも、少しとろみがあるほうが誤嚥しにくくなります。
ゼリーやポタージュなど。
・食べた後、すぐに横にならない
これらは、経管栄養をされている方にも言えることです。
・忘れてならないのは口腔ケア
口の中に残った食物残渣などは取り除きましょう。
口腔内の雑菌を減らすことにもつながります。
この中で意外に難しいのが「口腔ケア」
嫌がられる方も結構いらっしゃいます。
無理強いしないで、そういう時は水を飲んでもらう
うがいをしてもらう、など少しでも口の中を清潔にできるような工夫をしましょう。
いきなり口をこじ開けてグリグリやる、なんていうのはもってのほかですよ~。
アメブロのほうにもアップしていますので良かったらご覧ください。
→高齢者が注意するべき肺炎
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