片付けなくても幸せな人生

亡義父が一人で暮らしていた家を片付け始めて16年。

義母が先に亡くなって、一人暮らしになってから物が増え始めた(?)ようです。

私が嫁いだときにはすでに義母が亡くなって数年たっていましたので
そのあたりのいきさつは定かではありません。

義父が元気な時、時々家を片付けに夫が帰省していたそうですが、
次回訪れると、前より物が増えている
「お前が来ると物が無くなる」等の暴言
…いろいろと実家片づけ時のトラブル「あるある」的な事があったそうです。

義父が亡くなって、家をあらためてみると
もう、本当に驚くことばかりで。

本当にここで生活していたのか?

と思うこともありました。

実際、旅行などで家を空けていることも多かったようです。

残された家も、ずいぶん過ごしやすくなってきました。



かつて、この廊下には段ボールが積まれ
人が一人やっと通れるくらいの隙間しかありませんでした。

せめてこれくらいの環境で暮らしてもらえたらな~
と思うことも多かったです。

今は「維持管理」が主な義実家訪問の目的となっています。

近頃では

誰にも干渉されず、
趣味を楽しみ
自由に生活してきた

最後まで自立した生活をすることができた義父は幸せだったのかもしれない
と思うようになりました。


物が多かったころを思い出すと
辛いのですが、義父が本当はどう思っていたのか、ということはもうわかりません。

片付けなくても幸せな人生
だったかもしれませんが、その事で夫や嫁の私が大変な苦労をしたこともまた事実。

多すぎる物に囲まれた生活、
良いこともあるかもしれませんが
失うものの方が大きいような気がしてなりません。

良いこと(…と思われること)
失うもの、については次の機会に。








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