古い在庫の石鹸を無理やり使ってみたけれど…

義実家片づけでたくさん出てきたモノについての記事です。

今は使う人も少なくなった「固形石鹸」がたくさんありました。
石鹸成分100%の純石鹸ではない、合成の石鹸です。

お風呂で体を洗うのには昭和40年~50年代、私が子どもの頃はこちらが主流でした。

消耗品だし、贈答にもよく使われていました。

義実家にもそういう石鹸がたくさん。

新しく見積もっても10~20年物の石鹸でした。
変色している物もあり、
入浴時には使う気になれませんでした。

石鹸は嫌いではないのです。
むしろ好きな方。

これは私が好きで集めた石鹸。

洗面所に置いて、眺めて楽しんでいます。
時々おろして使っています。
香りも良くて、洗いあがりもさっぱりしっとりです(^^♪

モノを使い切る

私もそうしたいと思っていますが、使い切りたいモノによっては
「廃棄」を選択した方が良い場合もあります。
品質が劣化したり変質したものは健康に影響があることも💦

皮膚がかぶれたりするのも嫌ですよね。
そこは使ってみないとわからないのが(>_<)

石鹸のあまりの数の多さに一気に処分するのは気が引けて…(;'∀')
保存状態もなかなか良い物は
手を洗ったり、雑巾を洗うのに使いました。

途中からは、汚れが激しい雑巾は使い捨てにするようになりました。
タオルもたくさんありましたのでね。
洗う手間もなかなかなのです。

ワイシャツなどの襟汚れを落とすのに使ったりもしていました。
長年そうやって地道に消費してきましたが
襟汚れなどは、専用の液体洗剤の方がきれいに手間も少なく落とせます。

使っている当時は「割とよく落ちるわ~(^^♪」と思っていたのですが
新製品を使ったときにその差を思い知りました。

手間と時間をかければ洗剤による差は、
よほどの汚れでない限りはそうそう変わりないかもしれません。

だけど、介護や育児、激務でお疲れの方はなるべく手間はかけたくないのではないでしょうか。

ラクにキレイになれば、時間も労力も少なくなります。

保管も液体洗剤の方が省スペースですし、管理も簡単です。
固形石鹸はどうしても溶けてしまいますし、手間がかかります。
溶けるのを防ぐには、使用後に水分をふき取って、水はけのよい容器で保管、というひと手間が必要です。

そういうひと手間、ふた手間をかけることが
「ていねいに」暮らすということなのでしょうか。

私にはそうは思えません。

便利な物があればどんどん使った方が良いと思います。

おばあさんは川へ洗濯に…
の時代ではないですし、そんなに洗濯だけに時間も労力もかけていられません。

手間を減らし、自由な時間を増やすという事は、怠けるとかそういう問題ではなく…

気持ちと体力に余裕を持てる家事のやり方を男女世代関係なく、できればな~、と思うのです。

モノ、空間、時間の「オーガナイズ」はそのための第一歩です。

未使用でも劣化、悩ましい処分法

義実家の片づけを始めてから、初めて知った事がたくさんあります。

中でも衝撃だったのは、
生ものではなくても未使用で劣化するものがかなりある、という事。



百貨店の包装紙に包まれたままの贈答品
中身のタオルなど、布製品が黄ばんでいたり

ビニール袋が口を開くとそのまま破れてしまったり。

中にはくっついて開けない物も。

大丈夫そうなモノも、ごみを入れて持ち上げると破れたり…
↑これが一番ダメージ大きかったですね(;_;)

片づけようとして余計散らかっちゃうんだもの。

悲しさより怒りが。

ペットボトルに入った1リットル入りの醤油。
6本セットの未開封品。


見つけた当時、賞味期限は1か月後くらいだったかな~。
そんな期間で消費できるはずもなく
人にあげようにも引っ越したばかりで知人もいない状態(T_T)
とっくに期限が切れている物もありました。

料理をしない男性の一人暮らしなのに。
もらったときに誰かにあげていれば良かったのに…

いろいろ思うところはありましたが、本人はもういない。

食べ物だと、明らかに傷んでいたり
賞味期限で判断して処分することもできますが

食べ物以外の日用品だと
「まだ使える」という事がネックになって「処分」しにくいですね。

古いものがお金に変わる
高値で売れる

そういう話を聞くと、自分の家の物もそうかもしれない。

期待しちゃいますよね(^^ゞ

さらに「処分」しにくくなってきます。

テレビでもやっていますが、実際は…
なかなか厳しいものがあります(>_<)

片づけに集中できる場合は
自力で出品、発送できる余裕もあるかもしれませんが
遺品整理など、葬儀やその後の法事、相続等の手続きなどと同時進行…という場合は
家族で役割分担するとか、その道に詳しい人に代行してもら合うなどした方が良いかもしれません。

私の場合は、オークションに出すと結構イイ値段がつくかも。
非売品だし珍しいものだし…

と思うものがたくさんあったのですが、
サイトをのぞいてみると「0円」スタートでも入札は「0」

珍しいものではあったと思うのですが
誰も欲しいと思わない物だったようです(;^_^A

本なども、ISBNと呼ばれるコード番号がついてない物は買い取り対象ではなかったりしました。

古くからある古書店などではもしかしたら買い取ってもらえたかもしれません。

そういうお店を探す時間も気力もなく…
処分したものもあれば、まだ置いている物もあります。

布類の黄ばみも、洗濯で何とかなる物とならなかったものがあります。

やらなければならないことがてんこ盛りの時は
そういう処理の時間、労力をねん出するのも一苦労です。

時間、お金(経費)、労力

あなたの希望に見合った処分法を選びましょう。

手もお金も出してくれない人に限って
「もったいない」とか言ってきがちです。

そういう人にあげちゃうのも一つの手かもしれません。
返品不可という事で。

周囲の助言はありがたいこともありますが、
振り回されないように…。


ライフオーガナイザー®の中には、
リユース、リサイクルの専門家がいますよ。

リユースマスター®

セミナーも開催されていますので、自分で受講してみるのも良いかもしれませんね。












片付けで人生が変わる?

○○で人生が変わる

自己啓発書にありそうなタイトルですね(;^_^A

だけど、私は「片付けで人生が変わる」という事を実感しています。

やってもやらなくてもその時は何も変わらないように思うかもしれませんが。

その状態が積み重なった時。
確実に将来の「生活の質」には違いがあると思います。





家一軒、倉庫のような状態のまま他界した義父は
何一つ困ることはなかったと思います。

旅行にもバンバン出かけていましたし
家で自分で食事を作ることもなかった様子なので。

むしろ自分の思うように生きられて、ちょっとうらやましいかも…
という見方もできます。

本人は良くても、その後を受け継いだ私たち夫婦はかなりの負担がありました。

ですが、そのおかげで私の「モノ」に対する見方は大きく変わり。
「片づけ」が職業としてあることを知り
自分もその道にかかわることになるとは、義実家片づけが無ければ考えられなかったと思います。
生涯ナースとして勤める予定だった私の人生は大きく変わりました。

「片づけ」=生活の質の向上には欠かせない部分であると思います。

オシャレに、美しくするという事ではなく
自分に合った環境を整える、という点で「片づけ」の知識と技術は欠かせないものであると確信しています。

健康に、安全に暮らすことにも直結しています。

その部分をどうやったらお伝えできるのか。

ブログ、メルマガで細々とアウトプットしておりますが…
年末にかけて再びセミナーで直接お伝えできそうです。

セミナー等の最新情報は、メルマガ読者様に最初にお知らせしています。

これから「片付け」したいな…
親の家の片づけが気になってきたな…
という方は、ぜひメルマガを読んでみてください。

片付けを始めるまでの思考の整理から始めることができます。

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