京都・二条城で開催中の、
世界的アーティストアンゼルム・キーファー展へ行ってきました。
現代アートに詳しくなくても楽しめるこの展覧会。
しかも今回、普段は非公開のエリアも特別公開中なんです。
この記事では、
キーファー展の見どころ、感想、訪れる際の注意点などを、
50代女性の視点で丁寧にご紹介します。
アンゼルム・キーファー展とは?【ドイツの現代美術家】
アンゼルム・キーファーは、
ナチス・ドイツの歴史や神話、
記憶と再生をテーマにした重厚な作品で知られる世界的アーティストです。
今回の展覧会は、
世界文化遺産・二条城の歴史建築と
現代アートが融合する貴重な試みとして開催されています。
✔ 会期:2025年3月31日(月)〜6月22日(日)
✔ 会場:元離宮二条城(京都市中京区)
普段は非公開のエリアも見られる!展示場所がすごい
今回、作品が展示されているのは:
-
二の丸御殿 中奥・台所・御清所(重要文化財)
-
二の丸庭園南側の「香雲亭」
-
台所裏の蔵エリア など
なんと、通常は立ち入れない建物の内部に入って、
重厚な空間に佇むキーファー作品を間近で観ることができるんです。
日本建築の美と、
キーファーの圧倒的な表現力がぶつかり合うようで、
「静かだけど力強い」時間が流れていました。
入場前にちらりと見えます
入場後、最初に出会うのは 「ラー」
鉛の翼、中心は絵の具のパレット。
足元(?)には蛇
これだけでも圧巻です。
入場後すぐに展示がはじまります。
戦争を起こす産業を除去するため、ドイツを農業と田園の国に変える
今は戦後なのか戦前なのか
展すでに新たな形の戦時中?
ほんの一部ですが、何か感じるものがあるのではないでしょうか。
50代女性の私が感じた、作品の“圧”と“癒し”
正直、キーファー作品は
「難解な現代アート」というイメージがありました。
でも実際に目の前にすると、
そんな理屈は吹き飛ぶほど、体に響く感覚があります。
・焼けたような紙、鉛、砂、土…
・剥がれ落ちた絵の具や巨大な本…
まるで「人間の記憶」が積み重なったような空間。
50代になった今、「生きることの痛みや希望」を、
こんなふうに表現できるのか…と、静かに胸を打たれました。
展覧会の見どころ&訪れる前のポイント
見どころポイント
✔ 非公開エリアの建築と作品の融合
✔ “見る”だけでなく“感じる”アート
✔ 写真撮影OKエリアもあり、インスタ映えも◎
訪問前に知っておきたいこと
-
靴を脱いであがる展示エリアが多いので、脱ぎ履きしやすい靴がおすすめ
靴下必須!ストッキング不可です -
滞在時間の目安は1時間半〜2時間程度
再入場できませんので、トイレは済ませておくのがおススメ
-
チケットはオンライン購入が便利(当日券もあり)
ソラリス展の他に、二条城の入場券が必要です
8:45の開城前からチケット購入の行列が…
時間に余裕を持って並ぶか、事前購入がおススメ
私は、チケットをネットで事前購入しました。
メールで送られてくるQRコードによる入場となります。
スマホのバッテリーにも余裕を持って。
音声ガイドは、田中泯さんによるナレーション。
こちらも味わい深かったです。
オーディオガイドがセットになったチケットを購入しました。
図録付きのチケットなどもあります。
キーファー展の後、何を感じましたか?
「言葉では言い表せない感情や記憶」。
それを形にするキーファーの作品たちは、
“今の自分”を静かに振り返るきっかけをくれました。
美術館ではなく、お城の中でアートに浸るという特別な体験。
お金や効率を求めすぎる日常から少し離れて、
“感じる時間”を過ごしたい人には、ぜひおすすめしたい展覧会です。
開催概要まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
展覧会名 | アンゼルム・キーファー:言葉を超えて |
会期 | 2025年3月31日〜6月22日 |
会場 | 元離宮二条城 |
チケット | 一般:2,200円、大学生:1,500円 高校生:1,000円(要確認) |
アクセス | 地下鉄東西線「二条城前駅」すぐ |
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