【2025年6月22日まで】二条城で開催中のアンゼルム・キーファー展に行ってきました|非公開エリアも特別公開中!

 京都・二条城で開催中の、
世界的アーティストアンゼルム・キーファー展へ行ってきました。

現代アートに詳しくなくても楽しめるこの展覧会。

しかも今回、普段は非公開のエリアも特別公開中なんです。

この記事では、
キーファー展の見どころ、感想、訪れる際の注意点などを、
50代女性の視点で丁寧にご紹介します。



アンゼルム・キーファー展とは?【ドイツの現代美術家】

アンゼルム・キーファーは、
ナチス・ドイツの歴史や神話、
記憶と再生をテーマにした重厚な作品で知られる世界的アーティストです。

今回の展覧会は、
世界文化遺産・二条城の歴史建築と
現代アートが融合する貴重な試み
として開催されています。


アンゼルム・キーファー、ソラリス展

✔ 会期:2025年3月31日(月)〜6月22日(日)
✔ 会場:元離宮二条城(京都市中京区)


普段は非公開のエリアも見られる!展示場所がすごい

今回、作品が展示されているのは:

  • 二の丸御殿 中奥・台所・御清所(重要文化財)

  • 二の丸庭園南側の「香雲亭」

  • 台所裏の蔵エリア など

なんと、通常は立ち入れない建物の内部に入って、
重厚な空間に佇むキーファー作品を間近で観ることができるんです。

日本建築の美と、
キーファーの圧倒的な表現力
がぶつかり合うようで、
「静かだけど力強い」時間が流れていました。




入場前にちらりと見えます




入場後、最初に出会うのは 「ラー」

鉛の翼、中心は絵の具のパレット。
足元(?)には蛇

                                   

ぐるっと一回り…

これだけでも圧巻です。


入場後すぐに展示がはじまります。







奥へ進むと、座敷の中に麦畑が出現します。

「モーゲンソー計画」
戦争を起こす産業を除去するため、ドイツを農業と田園の国に変える






この展示室でもいろいろ思うところがありました。
日本のコメ事情とか…

今は戦後なのか戦前なのか
展すでに新たな形の戦時中?






こちらは、ガラス越しの展示となります。








ここは近くで鑑賞できます。
靴を脱ぐ場所に隣接しています。









ほんの一部ですが、何か感じるものがあるのではないでしょうか。





50代女性の私が感じた、作品の“圧”と“癒し”

正直、キーファー作品は
「難解な現代アート」というイメージがありました。

でも実際に目の前にすると、
そんな理屈は吹き飛ぶほど、体に響く感覚があります。

・焼けたような紙、鉛、砂、土…
・剥がれ落ちた絵の具や巨大な本…

まるで「人間の記憶」が積み重なったような空間。

50代になった今、「生きることの痛みや希望」を、
こんなふうに表現できるのか…と、静かに胸を打たれました。


展覧会の見どころ&訪れる前のポイント

見どころポイント

非公開エリアの建築と作品の融合
“見る”だけでなく“感じる”アート
写真撮影OKエリアもあり、インスタ映えも◎


訪問前に知っておきたいこと

  • 靴を脱いであがる展示エリアが多いので、脱ぎ履きしやすい靴がおすすめ
    靴下必須!ストッキング不可です

  • 滞在時間の目安は1時間半〜2時間程度

  • 再入場できませんので、トイレは済ませておくのがおススメ

  • チケットはオンライン購入が便利(当日券もあり)

  • ソラリス展の他に、二条城の入場券が必要です
    8:45の開城前からチケット購入の行列が…
    時間に余裕を持って並ぶか、事前購入がおススメ


私は、チケットをネットで事前購入しました。

メールで送られてくるQRコードによる入場となります。
スマホのバッテリーにも余裕を持って。

音声ガイドは、田中泯さんによるナレーション。
こちらも味わい深かったです。

オーディオガイドがセットになったチケットを購入しました。

図録付きのチケットなどもあります。

 >>こちらから詳細ご覧ください



キーファー展の後、何を感じましたか?

「言葉では言い表せない感情や記憶」。
それを形にするキーファーの作品たちは、
“今の自分”を静かに振り返るきっかけをくれました。

美術館ではなく、お城の中でアートに浸るという特別な体験。

お金や効率を求めすぎる日常から少し離れて、
“感じる時間”を過ごしたい人には、ぜひおすすめしたい展覧会です。



開催概要まとめ

項目内容
展覧会名アンゼルム・キーファー:言葉を超えて
会期2025年3月31日〜6月22日
会場元離宮二条城
チケット一般:2,200円、大学生:1,500円  高校生:1,000円(要確認)
アクセス地下鉄東西線「二条城前駅」すぐ


美術に詳しくなくても、何かを“受け取れる”展示。
非公開エリアを見られる今だけの特別な体験、お見逃しなく。

👉 旅行ついでに立ち寄るのもおすすめ
👉 帰りは【御金神社】にも立ち寄って、心とお財布も整える旅に✨
    神泉苑も近くです。

今回の京都旅の概要はこちら


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