庭のローズマリーと、憧れが日常になった話
昨年の暮れ、ローズマリーの枝を少し剪定しました。
一部はドライにし、
たくさんあった分は水に活けていたのですが、
これが驚くほど元気で、今もなお青々としています。
時間が経っても色が褪せず、ふとした拍子に立ち上る香り。
それだけで、日常の空気が少しやわらぐ気がします。
ローズマリーを、暮らしの中で使う
ドライにしたローズマリーは、
お風呂に入れて楽しみました。
湯気と一緒に広がる香りに、思わずゆっくり深呼吸。
特別な入浴剤を使わなくても、
十分に満たされる時間です。
さらに今回は、
生葉を使ってクッキー作りにも挑戦しました。
いつでも焼き立てが食べられます(#^^#)
クッキーを焼くのは、何十年ぶりでしょうか。
久しぶりの作業に少し緊張しつつも、
焼き上がりは上々。
ローズマリーの香りがほんのり効いた、
素朴で美味しいクッキーになりました。
庭から摘んできたハーブを使って、
日々の生活を楽しむ。
実はこれは、私が長年憧れてきた暮らしのかたちです。
ハーブとの最初の出会い
ハーブという存在を初めて知ったのは、子どもの頃。
少女漫画雑誌『なかよし』で連載されていた、
ポプリを紹介する漫画がきっかけでした。
香りのある暮らし、草花を生活に取り入れる世界。
ページをめくるたびに、どこか遠い国の話のように感じていました。
当時、地方都市にはハーブ専門店はほとんどなく、
「生活の木」に行ってみたい、
というのが私の密かな夢でした。
高校生の頃、友人からもらったレモングラスのオイル。
それが、私にとっての本格的な“ハーブとの出会い”だったと思います。
憧れは、いつの間にか日常になる
庭にハーブを栽培したこともありますが、
雑草とみなされ、全部抜かれてしまったのは苦い思い出^^;
それから何十年。
気づけば庭にハーブがあり、
特別な気負いもなく暮らしの中で使っています。
何かを頑張って手に入れたというより、
「少しずつ近づいていたら、いつの間にかここにいた」
そんな感覚に近いかもしれません。
忙しい日々の中でも、
香りを楽しむ、手を動かす、季節を感じる。
そうした小さな積み重ねが、
暮らしを静かに整えてくれるのだと感じています。